スマホケースは難易度が低く、初心者でも作成がスムーズに進むと思います。 スマホケースの様な日常使い出来る作品は使っていて愛着が湧き、レザークラフトに対する思いも高まります。 今回のスマホケースの外装にはルガトと呼ばれるとても綺麗でツヤのある革を使用しています。 ルガトは扱いやすく、出来栄えも良い感じなので、気分が上がります。 このページでは、スマホケースの型紙はもちろん、動画でも解りやすく解説しているので、是非参考にして下さい。
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スマホケース制作動画
この動画では、スマホケースの制作方法をまとめています。 是非参考にして下さい。
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動画で作成したスマホケースの型紙です。外装×1、内装×1の計2枚です。印刷した型紙の画面下部が150mmであることを確認の上、作成してください。 印刷した紙は、適当なサイズに切り、厚紙に貼ってから、型紙の図案にそって切り出せば簡単に作業に取り組めます。 目次に戻る制作情報
- 制作時間 : 5時間
- 革の厚み : 外装 2mm厚 | 内装 1mm厚 | カード 1mm厚 | フラップ 1mm厚
- 費用 : 6000円前後 (道具はそろっていることが前提)
- サイズ : 縦 約16cm 横 約8cm
制作手順
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型紙を革に転写する
外装は2mm厚の革を、内装、カード、フラップはそれぞれ1mm厚の革を使用します。
型紙がズレることが心配な場合は、マスキングテープや、クリップで仮止めたり、オールマイティプレートなどで固定すると良い。 -
革を裁断する
革包丁で革を裁断する。 革を裁断する際は、手を切らない様に十分に気をつけて下さい。
革包丁の切れ味が悪い場合、ルージュスティックで研磨すると驚くほど切れ味が増します。
外装、内装、カード、フラップのそれぞれを切り出してください。 -
フラップをサイビノールで接着する
裁断してフラップの裏側にサイビノールを塗り張り合わせる。
サイビノールは薄く塗りましょう。塗りすぎると貼り合わせた際、横からサイビノールがはみ出してきます。
張り合わせは正確に行いましょう。 ずれると不格好で、出来栄えにも大きく影響を及ぼします。 -
フラップに縫い代を引く
フラップにステッチンググルーバーで縫い代を引く。
ステッチンググルーバーは2mm幅で縫い代を設定し引くように下ください。
3mm幅だと見栄えが良くないです。 -
縫い穴を開ける
縫い代にそって菱目パンチで縫い穴を開ける。
菱目打ちでも問題はありません。 菱目打ちを使う際は必ずゴム板を引いて下さい。
菱目打ちで穴を開ける際は、菱目打ちを打ちすぎないようにしましょう。 打ちすぎるとゴム板に菱目打ちがくいこんで、菱目打ちを抜きづらくします。 力を入れすぎず、穴が開いたな程度に菱目打ちを打ちましょう。 -
フラップを縫う
フラップをサドルステッチで縫い合わせる。
フラップの色に合わせて糸を色を選びましょう。革の色と相性の良い色の糸を選ぶことで出来栄えが良く見えます。
ポリエステル糸の長さは縫う距離の3倍程度を確保すれば良いでしょう。
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コバを磨く
ヘリ落としでヘリを落とします。
フラップのコバを磨きます。 水でコバを濡らし、スリッカーで擦りコバを整えます。
水で磨く事でフラップのへりがきれいな形に形成されます。
整えたコバにコバコートを塗りコバに色をつけると見栄えも上がります。 -
外装にコンチョの穴を開ける
ハトメ抜き 12号でコンチョの穴を開ける。
コンチョの穴は2か所開けます。コンチョを開ける穴の位置は型紙に〇印がついてあります。 外装に型紙を乗せ、〇印の中心を目打ちで刺し、革に印をつけます。 印をつけた革はハトメ抜き 12号で射抜くので跡が残る事はありません。 -
外装にコンチョを取り付ける
外装にフラップを通す革とコンチョを取り付ける。
コンチョはきつくドライバーでしめる。
コンチョのネジにサイビノールを塗りコンチョが緩まないようにするとよい
コンチョのネジは外装と内装を縫いわせた際。触れなくなるので、この段階でコンチョが緩まないようにする必要があります。 -
内装にカードケースを取り付ける
内装にカードケースを取り付ける。 サイビノールで仮止めを行い穴を開けて内装を仕上げる。
サイビノールは必要最低限の量で取り付ける。サイビノールが多すぎると革の銀面にはみ出してしまうため薄く塗ればよい。 内装の型紙にカードケースを取り付ける位置が記されているので、目打ちで印をつけ、それに沿ってカードケースの固定位置を決めると良い。 菱目打ちで縫い穴を開け、サドルステッチで縫い合わせる。 -
外装と内装を取り付ける
サイビノールで仮止めを行い穴を開けて外装と内装を縫う。サイビノールは薄く塗る。外装と内装を貼り合わせるとき、革がはみ出さないようにぴったりと張り合わせる事。
縫い穴は菱目パンチで開けると良い。菱目打ちでも問題はないが、菱目パンチの方が楽に穴を開けることが出来る。
外装と内装を縫う糸は外装の革の色との兼ね合いを見て決めると良い。アンバランスな糸の色を選ぶと、出来栄えが下がる。革と糸の色の兼ね合いは出来栄えを左右する大切な選択です。 -
コバを磨く
ヘリ落としでヘリを落とし、コバを形成しやすくする。
コバを水で濡らし、スリッカーで磨く。磨いたコバにコバコート塗りコバを仕上げる。
水で濡らしスリッカーで磨くことでウェットフォーミングにより綺麗なコバの形を形成できます。コバコートを塗る事でコバにアクセントをつけると良いでしょう
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フラップに穴を開ける
フラップにハトメ抜き 6号でハトメを取り付ける穴を開ける。
穴を開けるのはフラップのとんがってない方に穴を開けます。 穴はstep15の写真を見てもらえれば穴の位置と間隔がつかめると思います。 ハトメ抜き 6号で糸を切断しないように気を付けましょう。 -
外装にあける穴の位置を決め穴を開ける
外装に開ける穴の位置に印をつけハトメ抜き 6号で穴を開ける。
先ほど穴を開けたフラップを使い、外装に穴を開ける位置を目打ちで印をつけます。 印をつけた穴はハトメ抜きで射抜くので跡は残りません。 写真の様に実際に取り付けるスマホケースを挟み完成形の形状を再現し、フラップの取り付け位置を決めると失敗しづらいです。 フラップの取り付け位置 をミスると出来栄えが悪くなってしまうので、慎重に取り付け位置を決めましょう。 ここは解りづらい箇所なので動画を参考にして下さい。 -
フラップを取り付ける
外装にフラップを両面カシメ 小 足長を取り付ける。
オールマイティプレートとカシメ打ち 小を使って両面カシメ 小 足長を取り付けフラップを固定します。オールマイティプレートは裏側を上にすることで、裏側のカシメは平になります。 スマホのソフトケースを後程取り付ける際、カシメが平らになってないと取り付けが困難になります。 必ずオールマイティプレートは裏側を上にし、カシメを平らになるようにしてください。 -
カメラ穴を開ける
型抜きでカメラの穴を開ける。 両端を型抜きであけ、カッターで穴を繋げる
あけた穴のコバを磨き、コバコートを塗る 型抜きで穴を開ける際、指を叩かないように気を付けて下さい。 指を叩くと結構痛いです。 スマホによって穴を開ける位置やサイズが異なるので 型抜きで穴を開けるのは隅のみ穴をあけて、穴が開いていない箇所をカッターで切断するようにしてください。 -
スマホのソフトケースを付ける
ダイアボンドでスマホのソフトケースを取り付ける。
ダイアボンドは少なすぎると接着してもソフトケースがはがれてしまう事があります。 きっちりと接着しましょう。 ダイアボンドは ソフトケース全体に伸ばし全面で革と接着するようにして下さい。 -
スマホケースの完成
お疲れさまでした。完成です。
ダイアボンドが完全に乾いたら、実際にスマホを装着してみて下さい。 充実感と満足感を得られるでしょう。 初めは革は固いですが、使用 していくうちに段々と柔らかくなっていきます。 新品の革のツヤも魅力的ですが、使用していくうちに、エイジングされると革の渋さが出てきます。 この作品を作れたということは、もう初心者を脱却しても良いころかと思います。 このサイトでは中級者向けの作品も型紙と動画を用意しているので それを参考にチャレンジしてみて下さい。このサイトでは他の作品の型紙や作り方も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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ポイント・注意点
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今回はスマホケースに関する記事を投稿させて頂きました。 実は私が初めて作った作品はスマホケースでした。 初めて作ったスマホケースは 縫い目がガタガタでお世辞にも成功とはいえない失敗作でした。 縫い目がガタガタになる問題はしばらく続き、それを打開したのは、 菱目パンチを導入してからのことです。 菱目打ちで穴を開ける際にラウンドモウルで叩く時、菱目打ちがずれて しまう事がありました。 菱目パンチは力を入れて叩く事はなく、「サクッサクッ」と気持ちの良い音をかもしだしながら 縫い穴を正確に開けることが出来ます。 これは良い道具を導入したと当時の感動は未だに覚えています。 そんな菱目パンチにも弱点はあります。 菱目パンチでは届かない箇所があったり、縫い穴が菱目打ちほど針を通しやすくない場合があるのです。 それでも菱目パンチを導入した方が良いと思っています。 実際使ってみないと分からないことですが、菱目パンチの穴の開けやすさは一度使えば、菱目打ちには戻れません。 私はどうしても菱目パンチが使えない場合のみ 菱目打ちを使っています。 これから本腰を入れてレザークラフトに取り掛かるつもりがあるならば菱目パンチの導入を 検討してみて下さい。
次はトラッカーウォレットなどはいかがでしょうか?トラッカーウォレットも動画つきで解説しているので参考にしてみて下さい。
トラッカーウォレットの作り方
よくあるご質問 (FAQ)
Q: Android端末以外の端末でも、この型紙で作れますか?
A: はい、制作可能です!この型紙は標準的なサイズを想定していますが、基本は「お使いの機種専用のソフトケース(クリアケース)」を土台の革に貼り付ける構造です。ご自身のスマホに合わせて革のサイズを微調整すれば、どんな機種でも世界に一つだけのケースが作れますよ。
Q: プラスチックケースを貼るのに、いつもの「木工用ボンド」や「サイビノール」を使ってもいい?
A: それはおすすめしません!革同士の接着とは違い、プラスチックと革を貼るには「ゴム系接着剤(ダイアボンドなど)」が必須です。水性ボンドだと、使っているうちにポロッと剥がれてスマホが落下する危険があります。解説動画でも紹介している強力なボンドを、両面に薄く塗ってから貼り合わせてください。
Q: カメラ穴をきれいに開ける自信がありません
A: コツは、一気に切ろうとせず、型抜きでコーナーを先に抜いてから、直線部をカッターでつなぐように切ることです。
Q: ミシンは必要?
A: ミシンを使用すると早く作れますが、ミシンがなくても十分作成できます。
Q: 型紙印刷時の倍率は?
A: 100%で印刷してください。印刷後、紙の下にある線が150mmである事を必ず確認してから作業に取り掛かってください。

