初心者から中級者まで分かりやすく解説
ここではレザークラフトにおける基本のテクニックをご紹介します。どれもレザークラフトを行う上で必須となる知識です。
各セクションでは、動画による解説もあり、静止画ではわかりずらい箇所は動画を参考にすることで、より理解しやすくなっています。
何度も実践していくうちに、自然と身に着く技術なので、1度でわからなくても繰り返し作業を行うことで技術は習得できます。
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レザークラフトでは「手縫い」が基本となり、特にサドルステッチと呼ばれる方法が広く使われます。 両手に針を持ち、1穴に対して左右から糸を通すことで、非常に強度の高い縫い目を作ることができます。 この技法は、もともと馬具(サドル)を縫うために発展したもので、長年の使用や強い負荷にも耐えられることが特徴です。 高い耐久性をもち、一部の糸が切れても、縫い目全体が一気にほどけることがありません。 均一で整ったステッチは、手縫いならではの温かみと高級感を演出します。 また、修理・メンテナンスが容易で必要な部分だけを縫い直すことが可能です。
菱目打ちを使い、一定間隔で縫い穴をあけます。
針穴に糸を通し、針の先端に糸を刺します。 針を刺した糸を引っ張って糸の取り付けは完了。 糸の両端に針を取り付けます。 糸は縫う長さの約3~4倍が目安です。
左右の針を交互に同じ穴へ通し、糸を締めます。一目一目この工程を進めます。
最後は2〜3目返し縫いを行い、糸をカットして裏側をライターで炙って糸を処理します。
縫い目の綺麗さは、いかにまっすぐに縫い穴を作るかに左右されます。直線では6本目~8本目といった目の多い菱目打ちを使うことでよりまっすぐな縫い穴を作ることができます。
針を右から通す、次に左から通す、といった順番を最初から最後まで、毎回同じ手順で縫う事を繰り返す事で、均一性のとれた縫い目を作ることが出来ます。
毎回同じ力加減で締めることで、美しいステッチになります。
きちんとした姿勢で作業することで、糸への力加減が均一になります。毎回姿勢が変わると自然と糸にかかる力加減も変わってくるので、安定した姿勢で縫うことが綺麗な仕上がりにつながります。
ヘリ落としは使用していると、段々と切れ味が落ちてきてしまいます。 しかし、ヘリ落としの切れ味は、ヘリ落としの先端を研磨することで、切れ味が復活します。 ヘリ落とし以外のレザークラフトの道具も、使用しているうちに劣化してきますが、きちんとメンテナンスを行うことで、 長く使用することが可能です。ここでは、ヘリ落としの研磨の仕方を解説します。きちんとメンテナンスを行ってストレスなくレザークラフトを楽しみましょう!
この動画では、ヘリ落としの先端の研磨について説明しています。 是非参考にして下さい。
研ぎ棒の上に、耐水紙#800にサラダ油を塗ったものをのせて、ヘリ落としの先端を研ぐ。
一定方向(上から下へ)にのみ、スライドさせる。 20回ほどスライドさせる
※サラダ油よりミシン油の方が適切だが、サラダ油でもちゃんと砥げます。
耐水紙#800番で研ぎ終わったら、今度は耐水紙#1200番で同じように研ぎます。
ポリエステル糸にサラダ油をひたします。サラダ油にひたすことでルージュスティックが綺麗に塗布されます。
サラダ油を塗布したポリエステル糸に青棒を塗ります。糸に青棒の色(緑)がつくまで塗りこみましょう。
青棒を塗りこんだポリエステル糸でヘリ落としの先端を研磨します。20回ほど糸研磨したらヘリ落としを回転させ、反対側も同じように糸で研磨します。
要らない革でヘリ落としの研ぎ具合を確認する。 切れ味が戻っていたら成功です。
必ず耐水紙#800の目の荒いもので研磨してから#1200番の目の細かいものといった順で研ぐ。 逆にするとキチンんと砥げません。
必ず一定方向(上から下へ)にスライドさせて下さい。往復させると逆に切れ味が悪くなります。
ポリエステル糸に塗布する青棒は十分に塗布して下さい。 塗布が十分でないと、正しく研磨できません。
コバを綺麗に磨ける様になると、作品の出来栄えがより魅力的になります。 コバを磨く際、トコノールやトコフィニッシュを使用しますが、その前に「水」 でコバを濡らし、磨くというひと手間をもうけることで、よりコバが綺麗に仕上がります。 それは革は濡れた状態だと形を変えやすくなり、スリッカーで こすった際、スリッカーの丸まった箇所の形でコバが綺麗に形成されるのです。 水が乾いたらコバはその形を形成したまま硬化します。 その後に トコノールなどを用いてコバを磨くとツヤが出てより綺麗なコバが形成されます。
この動画では、コバ磨きについて説明しています。 是非参考にして下さい。
コバを磨く対象のへりを落とします。 ヘリを落とすとより綺麗なコバに仕上がるので、必ずヘリを落としましょう。
筆でコバに水を塗ります。 たっぷり水で濡らしコバの形が変わりやすいようにしてあげます。
スリッカーでコバを磨きます。 水を含んだコバの形がスリッカーの断面で丸っこくなるようにこすります。
コバにトコノールを塗ります。 トコノールは塗りすぎないようにしてください。 トコノールを塗りすぎて革の断面についてしまうと、シミの原因になります。
仕上げにトコノールを塗ったコバをスリッカーで磨きます。 ツヤが出るまでこすりましょう。
コバにツヤが出来ました。 形も水で磨いた結果綺麗な形を形成しています。
ヘリを落とすことで仕上がりが変わります。綺麗なコバを形成するのに必要な工程です。
水を含ませることでコバの形を綺麗に形成できます。
トコノールが革の銀面につくとシミの原因になってしまいます。必要最低限の量を塗りましょう。
ジャンパーホックをあつかえるようになると、ボタンを使用できるようになる為、レザークラフトの幅が広がります。 手帳型スマホケースのホック、キーケースのホックといった具合に色々な箇所で活躍してくれます。 ジャンパーホックはオスとメスとに分かれていて、それぞれジャンパーホック打ちという道具で取り付けが可能です。 ジャンパーホックを間違えてつけてしまっても、クイキリという道具があれば取り外しが可能です。 ジャンパホックの足は並と足長があります。 並は足の長さが5.5mmで、足長は10mmほどです。 取り付ける革の厚みに合わせて選びましょう。
この動画では、ジャンパーホックの取り付け方、取り外し方について説明しています。 是非参考にして下さい。
ジャンパホックを取り付ける革にハトメ抜き6号で穴を開ける。
ジャンパーホックのオスのホソを開けた穴に入れる。
ジャンパーホックのホソにゲンコを乗せて万能打ち台の平な面にのせてジャンパーホック打ちで止める。
ジャンパーホックのメスのアタマの足を穴に通す。 万能打ち台の凹んている箇所にアタマをセットし、ジャンパホック打ちで止める
取り付け完了です。
ハトメ抜き6号で穴を開けると良いでしょう。 ハトメ抜き6号以下のサイズのあなが適切です。
ジャンパーホックの足の長さは取り付ける革の厚みで選択します。並足は5.5mm 足長は10mmほどです。
クイキリという道具でジャンパーホックは取り外し可能です。
ダブルステッチのやり方を覚えると、作品に花が咲きます。 ダブルステッチは最初と最後が少し難しいくらいで、あとは単調作業を繰り返すだけです。 糸を縫う時との違いは、糸は両端に針をつけるのに対し、ダブルステッチは片方にだけレース針と呼ばれる針をつけます。 レース幅は3mm程度なので レースを通す穴も3mm幅で穴が開いている必要があります。
この動画では、ダブルステッチのやり方について説明しています。 是非参考にして下さい。
レースの先端をカッターで斜めにきりレース針に通しやすくする。 レースを通して、通したレースをレース針に挟んでやる。
レースを革の表面から通し、通したレースで輪っかを作る。
レース針を次の穴に通す。 レースを引っ張りきったら、レースがダブルで重なるので、その2本をレース針ですくってやる。 これを繰り返し行う。
最後までレースカガリを行ったら、最初に作った輪っかからレースを引き抜いて、輪っかのみの状態にする。
・始点となったレースを抜き取る
・レースを抜き取り輪っかができる
・始点のレースを中にしまう
・輪っかの下からレース針を通してやる
・ひとつ前のレースをダブルステッチですくってやる
・最初に作った輪っかの上からレース針を通す
・最後に開いている穴にレースを通して完成です。
・動画の方が明らかに解りやすくなっているので動画を参考にして下さい。
・正確に二つのレース(ダブルになっている箇所)をすくってやることを意識してください。