パスケースはレザークラフトを始めたての人にうってつけの作品です。 工程数も少ないので、道具がある程度そろっていれば失敗する事も少ない為、 入門者に向いているといえるでしょう。 このページでは型紙も無料で提供しているので、型紙を印刷し、厚紙に貼り、切り出すことで作品作りに取り掛かれます。 作成風景の動画も有るので、わかりづらい箇所も動画で確認できます。 パスケースを作ってみてはいかがでしょうか?
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パスケース制作動画
この動画では、パスケースの制作方法を解説付きで説明しています。 是非参考にして下さい。 制作手順でも作り方を解説していますが、動画の方が伝わりやすいと思います。
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使用する材料・道具(クリックで展開)
- 革
- カッター
- 革包丁
- カッティングマット
- 目打ち
- 両面カシメ 小 並長
- スルーパス
- フチ捻
- アルコールランプ
- ゴムのり
- ステッチンググルーバー
- ラウンドモウル
- ハトメ抜き 6号
- 菱目パンチ 4本目
- 菱目パンチ 2本目
- 縫い針
- ポリエステル糸
- カシメ打ち 小
- オールマイティプレート
- ハトメ抜き25号
- ハトメリングNo.20
- ハトメリングNo.20のカシメ打ち
- スリッカー
2mm厚と1mm厚の革を使用します。
型紙
動画で作成したパスケースの型紙です。印刷の紙のサイズはA4用紙です。印刷した型紙の画面左部が200mmであることを確認の上、作成してください。 印刷した紙は、適当なサイズに切り、厚紙に貼ってから、型紙の図案にそって切り出せば簡単に作業に取り組めます。
目次に戻る制作情報
- 制作時間 : 2時間
- 革の厚み : Dパーツ 2mm厚 A B Cパーツ 1mm厚
- 費用 : 3000円以内 (革とカシメ代 道具はそろっていることが前提)
- サイズ : 縦 約10cm 横 約7cm
制作手順
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型紙を切り出す
型紙を印刷し、カッターとカッティングマットを用いて大雑把に切り出す。
1cm位余裕をみて切り出すといいでしょう。
図案ギリギリに切り出してしまうと後で厚紙に張り切り出す際、切り出しずらくなってしまいます。
型紙を自分で作る場合は、カードのサイズより周囲5〜10mmほど余裕を持たせると、出し入れがスムーズになります。 -
型紙を厚紙に貼る
大雑把に切り出した型紙を厚紙にノリで貼り付ける。
ノリは適量を塗りましょう。ノリが多すぎると乾くのに時間がかかり、乾ききる前に型紙を切り出すと失敗に繋がります。 -
厚紙に貼った型紙を切り出す
厚紙に貼った型紙の線に沿って正確にカッターで切り出します。
ノリが完全に乾いてから切り出しましょう。 焦ってノリが乾ききる前に切り出すと、接着面がずれ失敗に繋がります。 -
目打ちで革に型紙をかたどる
Dパーツを2mm厚の革に、A、B、Cパーツを1mm厚の革に目打ちで型紙をかたどる
革に印をつけている際、型紙がづれるのが怖い場合、オールマイティプレートなどの重りの乗せ固定するか、マスキングテープで固定すると良いでしょう。 -
革を切り出す
革包丁で各パーツの革を切り出す。
カッターでも問題ありませんが、革包丁の方が少ない力でスイスイ革を切断できます。
革を裁断する際、誤って手を切らないように十分に気を付けて裁断しましょう。
カッターで革を切り出す場合は、カッターの刃は常に新しくしましょう。
革包丁の様に一度で切ろうとせず、カッターの場合は、 3回ほどに分けて刃を引くと切り出しやすく、断面も綺麗になります。 -
捻を入れる
アルコールランプで捻を温め、フチ捻をいれる。
フチ捻は必ず入れなければいけない事はありません。
フチ捻を入れようが入れまいが、パスケースとしての機能には全く影響はありません。
ただ、フチ捻を入れると仕上がりが少し華やぎます。 -
ゴムのりで仮止めする
A、B、Cパーツをゴムのりで仮止めする。 Aパーツが下、B、Cパーツが上になるように仮止めする
ゴムのりは、貼り合わせる両面に塗るようにしましょう。 片面だけだと接着力が弱くなってしまいます。
両面に塗る事で、接着力は格段に上がります。 また、仮止めとしての速攻性も上がるので必ず両面にゴムのりを塗りましょう。 -
スルーパスを仮止めする
スルーパスと革の両方にゴムのりを塗り仮止めする。
こちらも、ゴムのりは貼り合わせる両面にぬります。 革とスルーパスとで素材は違いますが、ゴムのりは両面にきちんと塗る事で、問題なく仮止めできます。 -
ステッチンググルーバーで縫い代を引く
内側を、ステッチンググルーバーで縫い代を引く。
ステッチンググルーバーは3mm幅に設定し、縫い代を引くと良いでしょう。
縫い代の幅が短すぎると、若干耐久性が落ちます。3mm幅が適切だと考えています。 -
本縫いをする
菱目打ちで縫い穴を開け、スルーパスと革を本縫いする。
菱目打ちは深く打ち付ける必要はありません。革とスルーパスが貫通したかな?程度に打ち、穴を開けます。
菱目打ちを深く打ち付けると、下に敷いていたゴム板に食い込み、菱目打ちを取り外しづらくなるだけです。
適度な力で打ち付けましょう。 -
DパーツとA、B、C、パーツを仮止め
DパーツとA、B、Cパーツをゴムのりで仮止めする。
こちらも両面ゴムのりを塗ります。仮止めする際、両面を正確に仮止めします。
ずれて仮止めすると作品の出来栄えに大きく影響を与えます。
ゴムのりは端から2〜3mmの範囲に薄く塗ります。はみ出すと後のコバ処理に影響するので注意しましょう。 -
目打ちで印をつける
ハトメ抜き 6号で穴を開けるための印を、型紙を使って目打ちでつける。
型紙にはハトメ抜きで穴を開ける位置に〇印がついています。
〇の中心を目打ちで刺し、革に印をつけましょう。
革に印はつきますが、後にハトメ抜き 6号で穴を開ける際、印は革から消えます。 -
ハトメ抜き 6号で穴を開ける
ハトメ抜き 6号で、印をつけた箇所に穴を開ける。
印が中央になるようにハトメ抜き 6号を合わせラウンドモウルで打ち抜きます。
下にゴム板を敷くことを忘れずにしましょう。 -
両面カシメ 小 並長を取り付ける
両面カシメ 小 並長を取り付け、革を固定する。
オールマイティプレートの凹んだ部分にカシメを合わせることで、カシメのアタマが凹まなくなります。
打ち棒もカシメに合わせて凹んでるので、打ち棒側のカシメも丸まった形状を維持することが出来ます。 -
左上にハトメ抜き25号で穴を開ける
ハトメ抜き25号で穴を開ける。
左上に穴を開けます。この穴にハトメリングNo.20を設置します。
ハトメ抜き25号でパスケースの角を射抜かないように気を付けて下さい。 -
ハトメリングNo.20を取り付ける
ハトメリングNo.20を、ハトメリングNo.20のカシメ打ちで取り付ける。
先ほど開けた穴にハトメリングNo.20を下から入れます。
下から入れたハトメリングNo.20をもう一方のリングでフタをし、ハトメリングNo.20のカシメ打ちで打ち付けることでハトメリングは固定されます。 -
コバを磨く
水とトコノールでコバを磨く。
スリッカーを用いて最初に水でコバを磨くことで、ウェットフォーミング効果によりコバが綺麗に形成されます。
さらにトコノールで磨くことで、コバにツヤが施されます。 -
完成です
お疲れ様でした。完成です。
完成したパスケースにカードを入れてみて下さい。 一般的なカードなら入る設計になっています。
ハトメリングNo.20を左上に設置しているので、紐などを通すことが可能です。
これを機に、他の作品にも挑戦してみませんか?
このサイトでは他の作品の型紙や作り方も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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ポイント・注意点
- ハトメ抜き 6号で穴を開ける位置は型紙に表示しているので、それを参考に目打ちで印をつけ穴を開けて下さい。
- 念を入れた箇所が上になるので、上下が反対にならないように、気をつけて下さい。
- ゴムのりは貼り付ける両面に薄く塗って張り合わせてください。両面に塗ることで素早く仮付けが可能になります。
- 両面カシメのアタマをつぶさないようにオールマイティプレートの凹みを利用してください。
- ハトメリングNo.20を取り付ける際パスケースの角を射抜かない様に気を付けて下さい。
- お好みで染料を使って革を染色するのもいいでしょう。 染色する際は染色液を3倍に希釈して染めることで染ムラを抑えることが可能です。
コラム
今回はパスケースの作り方について解説してきました。 パスケースは初心者にレザークラフトの体験をしてもらうのにもってこいの作品の一つです。 基本的な、縫い穴のあけ方、糸の縫い方、そしてオールマイティプレートを使った両面カシメの取り付け方、これらを体験できる作品です。 レザークラフトは基本どの作品も、縫い穴を開ける、そして糸で縫う。この作業は必ずといっていいほど出てくる必要な作業です。 この作業の良しあしで作品の出来栄えが大きく左右されます。 綺麗な縫い目は、綺麗な縫い穴が無いと作れません。 いかにまっすぐな穴をあけるかにかかっています。 初心者でまだ道具があまり揃ってない場合は、2本菱目、4本菱目しかないと思います。 この菱目の数が大きいほど(6本や8本)一度に開けれる穴の数が多いため 比較的にまっすぐに穴を開けられる傾向にあります。 私も初心者の頃4本菱目しかなく、穴が曲がってしまうという失敗を重ねてきました。 それらの経験から どうやったらまっすぐな穴が開けれるか四苦八苦し、菱目の数が大きい物を使えば綺麗な穴が開けられることを発見しました。 レザークラフトはこういった失敗をどう攻略すればいいか?を自問自答することで成長できます。 うまくいかなかったから諦めようではなく、どうすれば上手くいくのか を追求してみて下さい。
次はスマホケースなどはいかがでしょうか?スマホケースも動画つきで解説しているので参考にしてみて下さい。 スマホケースの作り方
目次に戻るよくあるご質問 (FAQ)
Q: このパスケース制作に必要な道具は何ですか?
A: 基本の菱目打ち、糸、針に加えて、スルーパスという透明窓用のパーツが必要です。詳細はページ内の道具リストをご確認ください。
Q: 初心者でも型紙通りに作れますか?
A: はい。無料の型紙と、全工程を解説した動画を用意していますので、初めての方でも安心して挑戦いただけます。
Q: パスケースのサイズは何mm?
A: 2mm厚の革と1mm厚の革(スルーパス取り付け側)のサイズを使用します。
Q: ミシンは必要?
A: ミシンを使用すると早く作れますが、ミシンがなくても十分作成できます。
Q: 型紙印刷時の倍率は?
A: 100%で印刷してください。印刷後、紙の左にある線が200mmである事を必ず確認してから作業に取り掛かってください。
Q: 透明窓(スルーパス)を綺麗に貼り付けるコツはありますか?
A: 接着剤を窓枠の縁から1〜2mm内側に控えて塗ることで、はみ出しを防ぎ、銀面を汚さずに美しく仕上げることができます。
