レザークラフト
バイカーズウォレットの作り方

初心者向け|裁断から仕上げまで

バイカーズウォレットは財布の中では比較的、作りやすい作品かと思います。 今回は外装にダブルステッチを施したバイカーズウォレットの作成方法を 動画と静止画でご紹介します。 もちろん無料の型紙を提供していますので、作品に取り掛かるのにはハードルは高くないでしょう。 レースカガリを施しているので、普通の針ではレース部分は縫えません。 レース針を用意する必要があります。 レース針とレースは下記の使用する材料・道具 を参考にして下さい。 製作時間は2日も有れば完成します。 トラッカーウォレットよりも少し難しいかもしれませんが、難易度はさほど高くないので是非作成してみて下さい。

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バイカーズウォレット制作動画

この動画では、バイカーズウォレットの制作方法の作成風景を描画しています。 是非参考にして下さい。

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使用する材料・道具(クリックで展開)

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型紙

動画で作成したラウンドファスナー長財布の型紙です。印刷した型紙の画面下部が150mmであることを確認の上、作成してください。
バイカーズウォレットの外装の型紙 バイカーズウォレットの内装(コインケース)型紙
バイカーズウォレットのフラップとカードポケットの型紙 バイカーズウォレットのカードケースとポケットの型紙

【無料】バイカーズウェレット型紙ダウンロード

【外装】
【コインケース】
【フラップ】
【カードケース】
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制作情報

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制作手順

  1. 革を切り出す

    革包丁で革を切り出す様子
    型紙を使って革を切り出す。今回は外装は2mm厚コインケースとポケットは1.5mm、その他の内装はすべて1mm厚の革を用いる。
    革を切り出す際は革包丁で手を切らないように十分に気を付けましょう。 それぞれの部位により革の厚みが違うので注意しましょう。 外装とフラップAには栃木レザーを使用しています。 栃木レザーは非常に上質な革で外装に用いることで、手触りや見た目が良くなります。
  2. フラップを張り合わせる

    フラップ同士をサイビノールで張り合わしている様子
    サイビノールを用いてフラップAとフラップBの裏側どうしを張り合わせる。
    サイビノールはつけすぎない。 つけすぎるとあいだからサイビノールが溢れてしまう。 あふれたサイビノールが革の銀面についてしまうと 汚れとなり出来栄えが悪くなってしまう。
  3. フラップにダブルステッチを施す

    フラップにダブルステッチを施した様子
    ステッチンググルーバーを用いて3mm幅で縫い代を引く。 縫い代に沿って3連ハトメ抜き 6号で穴を開け、レース針レースを用いてダブルステッチを施す。 ダブルステッチのやり方はダブルステッチのやり方を参考にして下さい。
  4. コインケースのコバを磨く

    コインケースをルータを用いてコバを磨いている様子
    コインケースのファスナーを取り付ける箇所のコバをルータートコノールで磨き上げる。 コバを磨くのはスリッカーでも問題はありません。 このタイミングでコインケースのコバを磨かないと、この後の工程で磨くタイミングが無いので気をつけて下さい。
  5. フチ捻を入れる

    ポケットにフチ捻を入れる様子
    ポケット(4枚)にフチ念を入れる。 フチ捻入れても入れなくても良い。 好みで選んで下さい。 フチ捻が入っているだけで、きちんと作られている印象と フチ捻の線が装飾となり作品の単調さを防いでくれます。
  6. ファスナーを取り付ける

    サイビノールをコインケースに塗る様子 コインケースにファスナーを仮止めする様子
    コインケースの裏側に7mm幅でダイアボンドを塗り、ファスナー No.3 16cmを仮止めする。 コインケースのファスナー No.3 16cmと取り付ける箇所にはあらかじめステッチンググルーバーで3mm幅で縫い代を引いておく事
  7. ファスナーを本縫いする

    コインケースのファスナーを縫い上げた様子
    菱目打ちで縫い穴を開けて、ポリエステル糸で縫い上げる。 縫うポリエステル糸は縫い代の3倍の長さを用いすれば良いでしょう。 ポリエステル糸の色は突飛な色を選ぶのではなく、作品に合った色を選びましょう。 ポリエステル糸の色一つで作品の良しあしが決まってきます。
  8. カードケースBをコインケースに取り付ける

    カードケースBをコインケースに仮止めした様子 カードケースBをコインケースに本縫いした様子
    カードケースBをコインケースにサイビノールで仮止めし、乾いたら本縫いをします。 ステッチンググルーバーを用いて縫い代を3mm幅で取りましょう。 カードケースBの下のみ縫い合わせ、耳の部分はのちの工程で縫うので、ここでは仮止めまでにします。カードケースはコインケースのファスナー No.3 16cmが 写真の様に右に持ち手が来るようにしましょう
  9. カードケースAをコインケースに取り付ける

    カードケースAをコインケースに取り付ける様子
    カードケースAのフチをサイビノールでコインケースに仮止めする。 仮止めが乾いたらカードケースA、カードケースBの中心を写真の様に 菱目打ちで縫い穴を開け糸で本縫いをする。カードケースの中心を縫わないとカードを出し入れする際、どちらかがゆるく、どちらかがキツイ といった事になってしまうので、正確に中心を割り出しましょう。
  10. コインケースとポケットを縫い合わせる

    カードポケットの耳を仮止めする様子 カードポケットの耳を仮止めする様子
    コインケースとポケットを縫い合わせるために、クリップで仮止めをする。 カードケースABと反対側のコインケースの箇所にクリップで仮止めする。 ポケットにはあらかじめ、縫い線をボールペンで引いておく。

    ・縦の線は両端から4.5cmの位置に引く
    ・縦の線はコインケースのファスナー側から1.7cmの位置に引く
    ・縦の線の長さは3.5cmの長さで引く
  11. コインケースを縫い合わせる

    コインケースにサイビノールを塗る様子 コインケースを仮止めする様子 コインケースを縫い合わせる様子
    ・コインケースにサイビノールを塗る。
    ・コインケースを半分に折り曲げ仮止めを行う。
    ・コインケースを本縫いする。

    コインケースの仮止めを行う際はクリップでサイビノールが乾くまで止めておくと良い。

  12. ポケットを縫い合わせる

    クリップでポケットとポケットを固定させた様子 ポケットとポケットを縫い合わせた様子
    ポケットとポケットをクリップで仮止めし、縫い合わせる。 この時、ポケット同士は表面(銀面)同士を張り合わせる。 菱目打ちで穴を開け、糸で縫い合わせる。 縫い線はStep10と同じにボールペンで線を引くと良い。 この時、ポケットの銀面にステッチンググルーバーで3mm幅の縫い代を引いておくこと。のちの工程でポケット同士を縫い合わせる際、必要となる
  13. ポケットどうしを仮止めする

    ポケットにサイビノールを塗る様子 ポケット同士を仮止めする様子
    ・ポケット同士を張り合わせる

    前工程で作ったポケット同士を張り合わせる。 サイビノールは適量をつけて下さい。 塗りすぎると合間から漏れ出して革の銀面についてしまい シミの原因になってしまいます。

  14. ポケット同士を縫い合わせる

    仮止めしたポケットどうしを縫い合わせた様子
    ポケットどうしを縫い合わせる。 革と革に挟まれて縫いずらいが、一目一目を丁寧に縫い合わせましょう。 縫い穴は菱目パンチがあると楽に穴を開けられます。 菱目打ちでも問題ないですが、穴を開けずらいので、菱目パンチを用意することをオススメします。
  15. カードポケットを付ける

    コインケースとカードケースを縫い合わせた結果
    カードポケットA,カードポケットBを残りのポケットに装着する。 写真の様にカードポケットを並べて、ポケットのどの位置に取り付ければいいか を決める。 位置が決まったら カードポケットBの下をステッチンググルーバーで3mm幅で縫い代を引き、サイビノールで仮止めし、縫い付ける。
  16. カードポケットのサイドを縫い付ける

    カードポケットのサイドのみポケットに縫い合わせた様子
    カードポケットのサイドをポケットに縫い合わせる。 この時、縫い合わせるのはカードポケットの左側のみで右側は縫い合わせない。 カードポケットのサイドはステッチンググルーバーで3mm幅で縫い線を引く。
    カードポケットAの右下がポケットのコーナー部分よりはみ出ているので、このタイミングでカードポケットAのはみ出ている部分を切除する。
  17. 外装にフラップを装着する

    外装とフラップを止めるカシメの穴を開ける様子 両面カシメで外装とフラップをつけた様子
    外装とフラップを早着する前に外装にステッチンググルーバーで3mm幅の縫い線を引いておきましょう。 外装にフラップを装着するための穴をハトメ抜き6号で3箇所穴をラウンドモウル開ける。 穴を開ける際ずれないようにオールマイティプレートなどの重たいもので固定するとよい 両面カシメ 小 長足を用いて外装とフラップを固定する。 外装とフラップを装着する位置は好みの位置で付けて下さい。 目安は7:3位の比率の位置につけることをオススメします。
  18. コンチョを取り付ける

    コンチョで取り付け位置に跡をつける様子 マチにサイビノールを塗る様子
    コンチョを取り付ける位置に跡をつけ、ハトメ抜き12号で穴を開ける。
  19. ジャンパーホックのオスを取り付ける位置を決める

    外装にジャンパーホックのオスを取り付ける位置を記す様子 外装にジャンパーホックのオスの穴を開けた様子
    外装で内装を包み、ジャンパーホックのオスがどの位置につければよいかを決め目打ちで印をつける。 実際に早着する内装を挟むことで、出来上がりのイメージが湧く ので内装を包み込む。 ジャンパーホックのオスの取り付け位置が決まったらハトメ抜き6号で穴を開ける。 ジャンパーホックの取り扱いかたは ジャンパーホックの取り付け方 取り外し方を参考にして下さい。
  20. ジャンパーホックのオスを取り付ける

    ダイアボンドを塗る様子
    ジャンパーホック打ちジャンパーホックのオスを取り付ける。
  21. コンチョを取り付ける

    ダイアボンドを塗る様子
    コンチョを取り付ける。 ジャンパーホックのメスをコンチョ用ネジ タイプEのネジで取り付ける。 ネジが緩んでくるのでネジ山にサイビノールを縫ってやるとネジが 緩みずらくなる。 コンチョを変えたりしたい場合はネジ山にサイビノールは塗らない方が良い。
  22. カードケースとコインケースを外装に取り付ける

    ダイアボンドでカードケースを仮止めする様子 ダイアボンドでコインケースを仮止めする様子
    サイビノールをカードケースとコインケースのフチ3mm幅で塗り、外装と内装を仮止めする。 この時サイビノールは塗りすぎない様に気をつける。 カードケースは外装のフラップがついている方に、コインケースは外装のフラップがついていない方に仮止めする。
  23. コバを整える

    ルーターでコバを削る様子 ヘリ落としでコバーを整える様子
    ルーターサンディングバンドでコバを削りコバを整える。 ルーターでコバを削るのは内装だけでよい。 外装はレースカガリを行うのでコバは隠れる。 コバをけずったらヘリ落としでコバを整える。
  24. 外装にダブルステッチを施しコバを磨く

    外装にダブルステッチを施した様子 コバを磨く様子
    外装にダブルステッチでレースカガリを行う。 レース カガリが終わったら、コバをルータールーター ビットをつけトコノールで磨く。 ダブルステッチのやり方はダブルステッチのやり方を参考にして下さい。
  25. 完成です

    完成したバイカーズウォレット
    お疲れさまでした。 今回は外装にちょっといい革である栃木レザーを使用してみました。 内装の革と外装の革とで、革の種類が違うので 手触りや質感か変わっています。 栃木レザーの質感、とてもいいですよね! すべて栃木レザーを使いたいところですが、栃木レザーは高いのでせめて 外装だけでもと思い外装のみ栃木レザーで仕上げてみました。 お金に余裕のある方はすべて栃木レザーにしてみて下さい。

    このサイトでは他の作品の型紙や作り方も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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ポイント・注意点

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コラム

今回はバイカーズウォレットを作成しましたね! 今回のバイカーズウォレットにはレースかがりの技術が込められています。 ダブルステッチは最初と最後が 大変なくらいで、あとは単調な作業でしたね! 次は難易度が急にあがるラウンドファスナー長財布に挑戦してみましょう。 一気に難易度が上がりますが このサイトの通りに作成すれば、バイカーズウォレットをうまく作れたあなたにはきっと上手く作れるとこでしょう。バイカーズウォレットにはウォレットチェーン というアイテムを組み合わせるという手もあります。 ウォレットチェーンというと金属の鎖みたいなものを想像される方もいると思いますが、レザーの ウォレットチェーンも自作することが出来ます。 このバイカーズウォレットの顔でもあるコンチョにもこだわってみるのも良いでしょう。 このサイズ感のコンチョ は結構高いが、満足感の有るコンチョが多数存在します。 コンチョだけで8000円というのも珍しくはありません。 ワンポイントのオシャレにこだわってみても よいかもしれませんね! レースカガリを取り入れただけで、作品の完成度がかなり上がったと思います。 きっとお気に入りの一品になったのではないでしょうか?

次はいよいよラウンドファスナー長財布でしょうか?動画つきで解説しているので参考にしてみて下さい。
ラウンドファスナー長財布の作り方

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よくあるご質問 (FAQ)

Q: ダブルステッチ(レースカガリ)は初めてですが、失敗しませんか?
A: 最初は複雑に見えますが、ご安心ください!記事内の動画では、針を通す順番を解説しています。ダブルステッチのやり方 を参考にして下さい。最初は「レース」の表裏を間違えないようにゆっくり進めるのがコツです。万が一途中で紐が足りなくなっても、継ぎ足しができるので挑戦してみてください。


Q: コンチョは、好きなものに変更できますか?
A: もちろん可能です!型紙では標準的な30mmコンチョを想定していますが、お好みのデザインで個性を出せるのが自作の醍醐味です。ただし、あまりに大きいコンチョを選ぶとフラップ(留め具)のバランスが変わるため、型紙で大きさの具合を確認してみて下さい。


Q: 2.0mm厚の革(外装)を縫うのは大変ではありませんか?
A: バイカーズらしい重厚感を出すには2.0mmがベストです。3連ハトメ抜き 6号で穴を開けるのはそう難しいことではありません。 レースカガリなのであまり厚みを気にする必要はないと考えています。


Q: ミシンは必要?
A: ミシンを使用すると早く作れますが、ミシンがなくても十分作成できます。


Q: 型紙印刷時の倍率は?
A: 100%で印刷してください。印刷後、紙の下にある線が150mmである事を必ず確認してから作業に取り掛かってください。


Q: 完成後のメンテナンスはどうすればいいですか?
A: 栃木レザーのようなヌメ革は、使い込むほどに経年変化(エイジング)を楽しめます。乾燥が気になり始めたら、馬毛ブラシでホコリを落とし、少量のレザークリームを塗ってください。


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