キーホルダーはレザークラフトの入門者にうってつけの作品です。 工程数も少ないので、道具が最低限そろっていれば作成する事ができ、 入門者に向いているといえるでしょう。 このページでは型紙も無料で提供しているので、型紙を印刷し、厚紙に貼り、切り出すことで作品作りに取り掛かれます。 作成風景の動画も有るので、わかりづらい箇所も動画で確認できます。 キーホルダーを作ってみてはいかがでしょうか?
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キーホルダー制作動画
この動画では、キーホルダーの制作方法を解説付きで説明しています。 是非参考にして下さい。 制作手順でも作り方を解説していますが、動画の方が伝わりやすいと思います。
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使用する材料・道具(クリックで展開)
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革
1.5mm厚の革を使用します。安価で使いやすい、初心者向けのヌメ革です。厚みも選べるので便利です。
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- カッター
革を裁断するための道具です。初心者の場合は、扱いやすく刃の交換も簡単なカッターで問題ありません。切れ味が仕上がりに直結するため、刃は常に新しいものを使うのがポイントです。 革を裁断するには革包丁という選択もありますが、入門者や初心者はカッターナイフでも革は十分裁断できるので、カッターナイフで問題ありません。
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- カッティングマット
レザークラフトでは、革を切る・穴を開ける・道具を当てるなど、作業台に直接負荷がかかる工程が多くあります。そこで欠かせない道具が「カッティングマット」です。カッティングマットは単なる下敷きではなく、作品の仕上がりや安全性、道具の寿命にまで関わる重要な存在です。 革包丁やカッターを使用する際、カッティングマットがないと作業台に深い傷が入ってしまいます。カッティングマットを敷くことで、作業台を保護し、安心して裁断作業を行うことができます。 カッティングマットは、刃を適度に受け止める構造になっており、刃先へのダメージを軽減してくれます。硬すぎる面で切ると刃こぼれの原因になりますが、マットを使用することで、カッターや革包丁の切れ味を長く維持できます。
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- 目打ち
目打ちは、先端が鋭く細い形状をした道具で、革に小さな穴を開けたり、位置決めをしたりするために使われます。レザークラフトでは、縫い穴の補助や仮穴あけ、細部の調整など、幅広い用途で使用されます。 手縫いの際、菱目打ちで開けた穴がずれてしまった場合や、縫い進める途中で糸の通りが悪いときに、目打ちで穴を整えることができます。針を無理に通す必要がなくなり、革や糸を傷めにくくなります。
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- サイビノール
レザークラフトでは「縫えば十分」と思われがちですが、実は接着剤は作品の完成度や作業効率を大きく左右する重要な存在です。革同士を仮固定したり、縫製を補助したりと、接着剤はさまざまな場面で活躍します。 接着剤を使うことで、縫製時のズレや歪みを防ぐことができます。また、縫う前に形をしっかり固定できるため、作業スピードが向上し、仕上がりも安定します。 接着剤は「薄く均一に塗る」ことが基本です。塗りすぎると、はみ出しやシミの原因になります。塗布後は、少し乾かしてから貼り合わせ、しっかり圧着すると接着力が安定します。
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- ヘリ落とし
ヘリ落としとは、革の裁断面(コバ)の角を専用の工具で削り落とし、丸みを持たせる作業のことです。角をそのままにしておくと、見た目が硬く、使用中に引っかかりやすくなります。ヘリ落としを行うことで、なめらかで上品な印象に仕上がります。 ヘリを落とすことで、革の断面に自然な丸みが生まれ、全体の完成度が大きく向上します。特に財布や名刺入れなど、手に触れる機会の多い作品では、見た目だけでなく触り心地の良さにも直結します。
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- トコノール
トコノールは、革の床面やコバを整えるための水性仕上げ剤です。床面の毛羽立ちを抑え、なめらかに仕上げることができるため、革製品の内側や裏面を美しく見せることができます。 床面は、そのままにしておくと繊維が毛羽立ち、見た目や耐久性に影響します。トコノールを塗布し、ヘラやガラス板などで擦ることで、繊維が寝て、均一で美しい床面に仕上がります。財布やバッグの内側など、目につきやすい部分ほど効果を実感できます。 トコノールは少量を薄く塗るのがポイントです。
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- ステッチンググルーバー
マルチステッチンググルーバーとは、革の表面に縫い溝(ステッチライン)を掘るための工具です。ガイド付きで一定の距離を保ちながら溝を引けるため、縫い線を安定して美しく入れることができます。「マルチ」と呼ばれる通り、刃の調整や交換によってさまざまな用途に対応できる点が特徴です。 あらかじめ溝を引くことで、菱目打ちや目打ちの位置が安定し、縫い目が一直線に揃いやすくなります。フリーハンドで線を引くよりもブレが少なく、作品全体が引き締まった印象になります。
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- 菱目打ち
菱目打ちは、先端が菱形状になった刃を持つ道具で、革に打ち込むことで縫い穴を開けます。この菱形の穴に糸を通すことで、斜めに美しく並ぶ「手縫いステッチ」が完成します。 菱目打ちを使用する最大のメリットは、縫い目を均一に整えられることです。目打ちのピッチ(間隔)が一定なため、初心者でも比較的きれいな縫い目を作ることができます。 菱目打ちには、11本目・2本目・4本目・6本目など、刃の本数が異なる種類があります。直線部分では複数本の菱目打ちを使うことで効率よく穴を開けられ、曲線や角部分では2本目を使うことで細かい調整が可能です。
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- ラウンドモウル
ラウンドモウルとは、レザークラフト専用に設計された打刻用の木槌(モウル)です。 菱目打ち・平目打ちの打刻、刻印(スタンピング)、穴あけポンチの打撃に使用されます。 特徴は、円筒形(ラウンド形状)のヘッドと、真っ直ぐ力が伝わる重量バランスにあります。 ラウンドモウルは打撃が垂直に入りやすく、刻印がブレにくく、均一に入る特徴があります。
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- ハトメ抜き 6号
レザークラフトでは、バッグや財布、キーケース、ベルトなど、紐を通す・金具を固定する場面でハトメが多用されます。その際に欠かせないのがハトメ抜きです。正確な穴あけができていないと、ハトメが歪んだり、革が割れたりと仕上がりに大きな差が出ます。 ゴム板を必ず敷いて革に穴を開けます。
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- 縫い針
- ポリエステル糸
レザークラフトでは、革そのものや型紙だけでなく、「縫製に使う道具と素材」が仕上がりの美しさや耐久性を大きく左右します。中でも重要なのが、革用針とポリエステル糸です。 革用針は、一般的な手芸用針とは異なり、先端が丸みを帯びつつも強度が高く、革の縫い穴をスムーズに通るよう設計されています。菱目打ちや目打ちで開けた穴を傷めにくく、革の繊維を無理に広げないため、縫い目が整いやすいのが特長です。 ポリエステル糸は、レザークラフトで最もよく使われる糸の一つです。その理由は、強度・耐久性・耐水性のバランスが非常に優れている点にあります。摩擦にも強く、日常的に使う財布やバッグなどの作品に適しています。

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- 両面カシメ 小 長足
両面カシメとは、表と裏の両方が頭付きになっている留め金具のことです。片面カシメと異なり、裏側も美しく仕上がるため、バッグや小物など両面が見えるレザークラフト作品によく使われます。 「小」は頭の直径が小さいサイズで、繊細な印象を与えたい作品に最適です。 足長はカシメの足の長さの事で、分厚い革を止めるときは足長を選択します。
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- カシメ打ち 小
両面カシメ 小 を打ち付け、固定するために使用する工具です。 カシメの表面はぷっくりと出っ張っていて、その出っ張りを潰さないように先端が出っ張りに合わせて凹んでいます。 レザークラフトではカシメを打つケースは結構高いので是非揃えましょう。
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- オールマイティプレート
両面カシメ 小 を打ち付け、固定するために使用する工具です。 カシメ打ちとセットで使用します。 カシメ打ち同様、両面カシメのぷっくりした箇所を潰さないようにできています。
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- キーリング
キーホルダーに使うキーリングです。 リング状の輪っかに鍵を取り付けることが出来ます。
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- スリッカー
主に木製や樹脂製で作られており、溝や丸みのある形状が特徴です。トコノールなどの仕上げ剤と併用することで、革の繊維を寝かせ、なめらかな表面に仕上げることができます。 コバは革製品の「縁」にあたる部分で、見た目や手触りに大きく影響します。ヘリ落とし後にスリッカーで磨くことで、角が整い、自然なツヤのあるコバに仕上がります。丁寧に磨かれたコバは、作品全体を引き締める重要な要素です。
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型紙
動画で作成したキーホルダーの型紙です。印刷の紙のサイズはA4用紙です。印刷した型紙の画面下部が150mmであることを確認の上、作成してください。 印刷した紙は、適当なサイズに切り、厚紙に貼ってから、型紙の図案にそって切り出せば簡単に作業に取り組めます。
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- 制作時間 : 1時間
- 革の厚み : 1.5mm厚
- 費用 : 1000円以内 (道具はそろっていることが前提)
- サイズ : 縦 約4cm 横 約10cm
制作手順
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型紙を切り出す
型紙を印刷し、カッターとカッティングマットを用いて大雑把に切り出す。
1cm位余裕をみて切り出すといいでしょう。
図案ギリギリに切り出してしまうと後で厚紙に張り切り出す際、切り出しずらくなってしまいます。
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厚紙に貼った型紙を切り出す
厚紙にノリで貼った型紙の線に沿って正確にカッターで切り出します。
ノリが完全に乾いてから切り出しましょう。 焦ってノリが乾ききる前に切り出すと、接着面がずれ失敗に繋がります。 -
目打ちで革に型紙をかたどる
各パーツを1.5mm厚の革に目打ちで型紙をかたどる
革に印をつけている際、型紙がづれるのが怖い場合、オールマイティプレートなどの重りの乗せ固定するか、マスキングテープで固定すると良いでしょう。 -
革を切り出す
カッターで各パーツの革を切り出します。
1回で切り出そうとせず2~3回ほどに分けて刃を引くと切り出しやすく、断面も綺麗になります。 -
サイビノールで革同士を貼り付ける
革の裏面にサイビノールを薄くぬり、革同士を貼り付ける。 サイビノールを塗りすぎない様にして下さい。 サイビノールを塗りすぎると 革の断面からサイビノールがあふれ出し、革の銀面(表)にサイビノールがついてしまう恐れがあります。 サイビノールが銀面につくと シミの原因になるので気を付けて下さい。 -
キーホルダー本体にハトメ抜き 6号でカシメの穴を開ける
キーホルダー本体の革に型紙の〇印を頼りに目打ちで穴を開ける位置を記す。 その後、ハトメ抜き 6号で穴を開ける。 -
キーリングの革にハトメ抜き 6号で穴を開ける
キーリングの革にも、ハトメ抜き 6号で穴を開ける。穴の位置は型紙の〇印を目打ちで刺して印をつけて下さい。 -
ヘリ落としでヘリを落とす
キーホルダーの革とキーリングの革のヘリをヘリ落としで落とす。 ヘリを落とす事で、コバを整えやすくすることが出来ます。 -
コバを磨く
コバに水をつけて、スリッカーで磨く。 水をつけることで、ウェットフォーミング効果により、コバが綺麗に整います。 -
さらにコバを磨く
コバにトコノールをつけて、スリッカーで磨く。 トコノールで磨く事でコバにツヤが生まれます。 -
縫い代を引く
ステッチンググルーバーで縫い代を3mm幅で引きます。 縫い代がガタガタだと縫い穴がガタガタになり、さらに糸を縫った際、縫い目もガタガタに なってしまうので、縫い代は慎重に丁寧に引いてください。 -
縫い穴を開ける
菱目打ちで縫い穴を開けます。 縫い代に沿って丁寧に縫い穴を開けていきます。 ハトメ抜き 6号で穴を開けた辺りから縫い穴を開けます。 なぜハトメ抜き 6号で開けた穴付近から縫い穴を開けるかというと、縫い穴の最終地点で縫い穴がズレて綺麗に開かなかったとしても、 キーリングをとめる革で隠すことが出来るからです。 他の作品でも縫い穴を開ける際は、隠したい部分から縫い穴を開ける癖をつけましょう。 -
縫い針に糸を取り付ける
縫い針にポリエステル糸を取り付けます。 ポリエステル糸の両端に針を取り付けます。 ポリエステル糸の長さは縫う距離の4倍取れば良いです。 縫う距離が長い場合、3倍くらいの長さでいいのですが、今回の様に縫う距離が短い場合は4~5倍の長さを取ると失敗しません。 -
キーホルダーを縫う
キーホルダーを縫います。 キーホルダーを縫う際は、ハトメ抜き 6号で穴を開けた所から縫い始めます。 縫い終えた糸の処理を隠したいので キーリングを取り付ける位置(ハトメ抜き 6号で穴を開けた位置)から縫い始めます。 縫い穴に糸を通したらポリエステル糸の半分の位置になるまで 糸を引っ張り、縫い針がちょうど同じ距離になるまで縫い糸を引っ張ります。 これをしないで糸の長さがアンバランスだと縫っている最中に糸が 足りなくなってしまうことが有るからです。 必ず糸の長さを均等に調整しましょう。 -
糸を切る
終端まで糸を塗ったら、縫い終えた位置から2目戻し縫いを行い糸を切ります。 写真の長さ位に糸をカットします。 -
糸を炙る
糸の切り端をライターであぶり糸を処理します。 あぶりすぎに注意して下さい、余分な糸が溶けたらそれで終わりです。 -
キーリングを取り付ける
ハトメをキーホルダー本体に装着しキーリングを取り付ける。 -
カシメ打ち 小でハトメを固定する
カシメ打ち 小でハトメを取り付ける。 オールマイティプレートの凹んでいる所を用いてハトメ打ちで打ち付けることでハトメの丸みが潰れません。 -
完成です
お疲れ様でした。完成です。
これを機に、他の作品にも挑戦してみませんか?
このサイトでは他の作品の型紙や作り方も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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ポイント・注意点
- ハトメ抜き 6号で穴を開ける位置は型紙に表示しているので、それを参考に目打ちで印をつけ穴を開けて下さい。
- ステッチンググルーバーで縫い代を引く時に線がガタガタだと最終的な出来栄えに影響を与えるので慎重に縫い代を引きましょう。
- 縫う糸の長さは縫う距離の4倍~5倍とるといいでしょう。
- 両面カシメのアタマをつぶさないようにオールマイティプレートの凹みを利用してください。
コラム
今回はレザークラフトの入門者が初めて作品を作るには適切なキーホルダーの作成方法をご紹介しました。 キーホルダーは縫い代を引く、 縫い穴を開ける、縫い目を作るといった基本作業が含まれています。 さらに両面カシメといった固定具の取り付けもあります。 レザークラフト入門者にはもってこいの作品なのではないでしょうか? 使用する道具も最低限の道具ばかりなので入門者の登竜門といった作品です。 キーホルダーを縫う作業はきっと黙々とこなしていたのではないでしょうか? レザークラフトは結構単調な作業の繰り返しが多いです。 その単調な作業をいかに丁寧に行うかで作品の出来栄えに影響します。 これを機に、もっと他の作品も作ってみてはいかがでしょう?
目次に戻るよくあるご質問 (FAQ)
Q: このキーホルダー制作に必要な道具は何ですか?
A: 基本の菱目打ち、糸、針に加えて、キーリングというパーツが必要です。詳細はページ内の道具リストをご確認ください。
Q: 入門者でも型紙通りに作れますか?
A: はい。無料の型紙と、全工程を解説した動画を用意していますので、初めての方でも安心して挑戦いただけます。
Q: キーホルダーの革は何mm厚ですか?
A: 1.5mm厚の革のサイズを使用します。
Q: 型紙印刷時の倍率は?
A: 100%で印刷してください。印刷後、紙の下にある線が150mmである事を必ず確認してから作業に取り掛かってください。
